すばらしい未来を作り出すための10のリンク(連結)

「10のリンク」というのは、21世紀に向けて私たちが行動していくための枠組みとして、WABA(世界母乳育児行動連盟)が始めたキャンペーンの1つです。
この「10のリンク」を使って、私たちはもっと手を広げて、既存のグループや新しいグループと連携し、母乳育児と、より広範囲のテーマとを結びつけることができます。

1.人権と責任10links

母乳育児と乳幼児のための健全な栄養を保護し、推進し、支援するために、とりわけ女性と子どもにとっての「食の安全」「健康」「安全な環境」を得るための権利が保証され、責任を持って提供されること。

2.食の安全

すべての女性が産後から6ヵ月間完全に母乳育児ができるようにする。
また子どもが2歳かそれ以上になるまで母乳育児を続け、適切な補完食(離乳食)を食べることができるようにする。
このことが家庭における食の安全につながる。
お母さんが適切な栄養を摂り、すべての人が安全な食生活を送れるように、政府の働き、および市民運動を後押しする。
適切なその土地の食べ物を使った補完食(離乳食)を作り、利用することを推奨する。

3.女性のエンパワメント

適切な母性保護の条例を含めた革新的な社会支援制度を、すべての母親のために作っていく。
そしてどのような局面においても、乳幼児の栄養についての正確な情報を得たうえで、自分の意思で選択できるようにする。

4.地域参加

お母さんがお母さんを支援するサポートグループを含めた、地域に密着したサポートグループを発展させることを促す。
あらゆる人々をエンパワーして乳幼児の栄養、ひいては自分たち皆の生活を改善するように、市民グループ、宗教家、政策作成者を含めた地域の人々を巻き込んで啓発していく。

5.赤ちゃんにやさしい文化

赤ちゃんのやさしい病院運動における「母乳育児を成功させるための10ヵ条」で推奨されていることがすべての保健医療システムや、伝統的な助産の場で実施されるようにする。
「赤ちゃんにやさしい」概念が、妊婦健診や母親教室、医療サービス、職場、地域にも広がり、すべての母親が自然に簡単に母乳育児ができるような環境を作り出す。

6.清廉・誠実

乳児栄養の製品や器具を製造している会社からの、いかなる贈答品、助成金、援助も拒否する。
女性の体を搾取しているような広告をやめさせ、浪費や環境汚染を招くような製品の使用に異議を唱える。

7.国際規準

母乳代用品の販売流通に関する国際規準」とそれに関連した世界保健総会での決議を国内法制化して、強制力のある法律や条令に盛り込み、実施するよう推し進める。
人を惑わせるような営利目的の販売攻勢、行き過ぎた無償の取引、コーデックス食品規格に関する条項についての誤った情報から消費者や保健医療従事者を守る。

8.理解力・能力の向上

母乳育児と乳幼児の健全な栄養のニーズを理解してもらうように、保健医療従事者、保育者、栄養士、政府の役人、ソーシャル・ワーカー、市民グループ、一般市民の理解を深め、能力の向上を図る。
主にかかる保健医療ケアのスタッフ、看護師、助産師、医師、専門家や他の保健医療従事者が、母乳育児と乳幼児の健全な栄養についての十分な教育を受け、「母乳代用品の販売流通に関する国際規準」とそれに関連した決議や、その他の適切な国際協定書・法律文書を支持するようになること。

9.社会改革の支援・擁護

母乳育児の保護、推進、支援と、適切な補完食(離乳食)がふさわしい時期に使用されることを含めた、乳幼児の栄養に関する国の健全な方策が実施されるように支援する。
メディアや市民団体を巻き込んで社会的な波を起こし、母乳育児、および乳幼児の健全な栄養を保護する方向へ社会を動かすようにする。
政策に影響を与え、経済的、社会的、政治的、実質的な環境を整えて人類が今後も栄えていくために行動する。

10.ネットワーキング

乳幼児の健全な栄養と、より広義の子育てに関する問題において、いろいろな団体、個人、政府機関が一緒に働いて地域や国レベルでネットワークを作るように尽力する。
こうしたネットワークを地域的、または国際的な運動と連携し統合する。
そして市民社会のさまざまな分野で、明るい未来を育てるような方向に進めていく。

2003年1月
翻訳:母乳育児支援ネットワーク

 

母乳育児支援ネットワーク(BSNJAPAN)について

母乳育児支援ネットワーク(BSNJapan)はWABA(母乳育児支援行動連盟)を日本で紹介し、日本での母乳育児を支援する活動を行うことを目的として2000年に設立された非営利団体です。 WABAの支援団体として登録されており、母乳育児支援に関心のある方の参加と協力をお待ちしております。

BSNの理事会は医師や助産師などの保健医療専門家のみならず、社会福祉やメディア社会学、法律の専門家、および母乳育児支援団体の母親リーダーなどを含むメンバーで構成されており、母乳育児がしやすい社会をめざして活動を続けています。

BSNJapanはWABA(世界母乳育児行動連盟)の承認団体であり、乳児用食品国際行動ネットワーク(IBFAN)のメンバーグループでもあります。


最初は母乳だけ、その後も他の食べ物を補いながら母乳を与え続ける。金色のリボンは、 その「ゴールド スタンダード」、つまり理想のありようの象徴です。

WABA(世界母乳育児行動連盟)とユニセフが共同で提唱している「金色のリボン運動」に参加しています。

Facebook母と子の災害時の育児支援 共同特別委員会

災害時の母乳育児相談