NOWの母乳育児支援宣言

NOW(National Organization for Women)とは、アメリカ最大規模の女性支援団体です。1966年の設立以来、法律・社会・政治・経済などあらゆる場面での性差別撤廃をめざして活発な運動を繰り広げています。

NOWはAAP(アメリカ小児科医協会)の母乳育児推奨方針を歓迎します。 

NOWは職場や社会が母乳育児についての母乳育児推進のこのような方針を支援するように求めます。

1997年12月3日

アメリカ小児科学会(American Academy of Pediatrics recommendations)による母乳育児の重要性について認識を高めるために必要な方針についての声明に関連して、 NOW(National organization of Women-はアメリカで最大の女性団体。1970年代からアメリカのフェミニスト運動の中心的な役割を担ってきた)活動副会長のエリザベス・トレドは、職場や社会がもっとこの声明に注目するよう訴えました。

「昨日、医学界がより長い母乳育児を支持する発言をしたことは進歩のしるしです。なぜなら、私たちの母の代の女性の多くは赤ちゃんを母乳で育てないように強い圧力を受けていたからです」
とトレドは語りました。
事実、トレドが最初の赤ちゃんを妊娠した時に参加した母親学級では「あなたのお母さんは母乳育児をしていましたか」という問いに「イエス」と答えたのは唯一トレドだけだったそうです。

「AAPの発表は、女性たちが自分自身と赤ちゃんの健康について、重要な決定をするための情報をより多く与えてくれるものです」
とトレドは語りました。
多くの女性に対するバリアに言及することで、トレドはビジネス界がこの小児科医の指摘を実行する助けをしてくれるように要請しています。

例えば、なぜ母乳育児をしている母親は職場で必要な設備や場所を提供されることがないのでしょうか?
「母乳をあげたり搾乳したりするために、女性がトイレや廊下の影に隠れる必要がなくなってやっと、私たち女性は母親という仕事に対しての心からの尊敬の念を得ることができるでしょう」
とトレドは語っています。

トレドはまた、母乳で育てるという選択は個人個人の選択であって、要因はひとりひとりの母親によって違っているとして医学的な発見を的確な文脈において考えることを世間に対して期待しています。

「母乳育児が難しいと思うのには、経済的な理由、物理的な理由、健康上の理由などがあり、人によって様々です。
これらの障害を乗り越えられる人もいれば乗り越えられない人もいるでしょう。
赤ちゃんの健康のケアのうちのこの一点のみについてどのような選択をしたかによって、今回発表された内容を、ある母親は『良い母親』」で他の母親は『悪い母親』だと判定するための道具にするべできありません」

NOWの副会長、キム・ガンディも同様の考えを示しています。
「私は娘たちを母乳で育てました。
それは母乳で育てることを可能にしてくれるような会社に勤めていたからです。
しかし、多くの会社はあのような配慮はしてくれませんし、中には母乳育児が絶対できないような手段をあえてとるような会社もあります」

ガンディは、世間一般がもっと母乳育児を認めて、搾乳やプライベートなスペースや母乳育児をするお母さんのために適切な育児時間を用意するように圧力をかけることで、今、母乳育児を難しくしているような障害のいくらかは解消されるだろうと述べています。

 

NOWのサイトで紹介されている原文はこちら

母乳育児支援ネットワーク(BSNJAPAN)について

母乳育児支援ネットワーク(BSNJapan)はWABA(母乳育児支援行動連盟)を日本で紹介し、日本での母乳育児を支援する活動を行うことを目的として2000年に設立された非営利団体です。 WABAの支援団体として登録されており、母乳育児支援に関心のある方の参加と協力をお待ちしております。

BSNの理事会は医師や助産師などの保健医療専門家のみならず、社会福祉やメディア社会学、法律の専門家、および母乳育児支援団体の母親リーダーなどを含むメンバーで構成されており、母乳育児がしやすい社会をめざして活動を続けています。

BSNJapanはWABA(世界母乳育児行動連盟)の承認団体であり、乳児用食品国際行動ネットワーク(IBFAN)のメンバーグループでもあります。


最初は母乳だけ、その後も他の食べ物を補いながら母乳を与え続ける。金色のリボンは、 その「ゴールド スタンダード」、つまり理想のありようの象徴です。

WABA(世界母乳育児行動連盟)とユニセフが共同で提唱している「金色のリボン運動」に参加しています。

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