Day3 国際認定ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)はいかに母親を支援するか

-ロズ・エスコット氏(IBLCE-ラクテーションコンサルタント資格試験国際評議会)

・IBLCEの活動の一番の目的は、お母さんと赤ちゃんを援助すること
・IBCLC(国際認定ラクテーションコンサルタント)の試験と受験資格について
・世界52カ国に13600名のIBCLCがいる。
・IBCLCはどのような場所で働いているのか?
ほとんどのIBCLCは病院で働いている。家庭訪問する者もいる。母乳育児に関連する道具についてアドバイスするIBCLCもいる。職員やほかの医療保健従事者の教育をしたり、大学で正式の科目として認定されたラクテーションについての講義をする者もいる。映画スターや有名人と一緒に仕事をするIBCLCもいる。最初の授乳が一番大切だと信じて陣痛室や分娩室で働くIBCLCもいる。早産児を出産した母親たちを援助する。病院の外来で母乳育児相談をする。赤ちゃんに対してあまり「やさしくない」病院で働くIBCLCもいる。社会的に恵まれない人々と共に働くIBCLC。母乳育児援助に対して国家から表彰されるIBCLCもいる。
メイドが授乳を含めて赤ちゃんの世話を全部しようとするような場合でも、母乳で育てるのを援助するIBCLC。生後6ヵ月まで完全母乳育児ができるように多胎児の母親に援助するIBCLC。
母親が仕事に復帰しなければならないときに、祖母が母乳復帰できるよう援助し成功したIBCLCもいる。(この祖母は閉経期が過ぎていたが、また母乳が出て孫を母乳育児することができた。これを聞いて私もまだまだと希望を持った。)
IBCLCは母乳銀行の設立や運営ができる。
母乳育児が子どもの生死を分けるような国で、母乳育児支援を試みているIBCLCもいる。
イラクでもIBCLCの試験が受けられるようになっている。
IBCLCは、病院に入院している年長の子どもにも母乳育児ができるように援助している。赤ちゃんが入院しなければならなくなったときには、お母さんも一緒に入院できるようにしたり、母乳を飲ませてあげられるような援助をしている。家庭の外で働く母親が母乳育児ができるようにIBCLCが援助している。
自分が働く病院が赤ちゃんに優しくなるように働いている。
オーストラリアのブリスベーンにある聖母病院には54人のIBCLCがいる。臨床に携わる助産師全員がIBCLCになることが要求され病院もその目標にむかって応援している。(病院が費用を負担している)
IBCLCと認定されることには以下のような人々にとって利益がある。
よりよい母乳育児支援を提供したい、施設内のやり方を改善したい、スタッフ教育・訓練したい保健施設等々。
■赤ちゃんにやさしい病院推進運動(BFHI)について(ロズ・エスコット)

赤ちゃんにやさしい病院推進運動とは、世界規模の、すべての赤ちゃんに人生の一番いいスタートをきってもらうための運動である。
母乳育児は赤ちゃんに優しい環境を作り出すことによって実現する。
赤ちゃんとお母さんに、産科施設がどうするべきかを知らせる運動。BFHIとは、人気のある運動。世界中でBFHIとは赤ちゃんの栄養に対して影響を与える産科の主義を変えていくものである。WHOとユニセフがしている運動の中でもっともエキサイティングな運動である。
WHOとユニセフが国の中に入り込むようなことのない運動でやってきました。オーストラリアのような先進国では、資金を集め、お金のない国へ援助するための組織になっている。先進国ではある団体を任命してBFHIを推進するようにユニセフが指名する。オーストラリアでは助産師会が任命されている。
BFHIのための審査員をどのように教育するか。いろんな種類の関係団体から(産婦人科会、助産師会、などなど)協力を得て、統合することが大切。
オーストラリアでも、BFHIについてたくさん誤解されていることがあるので、(母乳を強制するかのように)お母さん方に理解してもらうことも大切。

オーストラリアのあちこちで、2日間の教育コースがあり、BFHIになるためにどのようにスタッフを教育するかが教えられている。
10ヵ条の第2項を実践するために、18時間コースのようなものを教育している。
オーストラリアでは、オーストラリア助産師学校が主体となっている。
国内の諮問委員会は、産婦人科会、助産師、IBCLC,お母さんからの支援団体など、すべて年に2~3回ミーティングを行っている。
それぞれの州は、BFHIの認定委員会を持っていて、ローカルなコミュニティを作っている。
病院同士の相談の場でもある。この委員会は教育もし、(国際会議出席の航空券のための)資金集めの活動もする。タスマニアは、オーストラリアで最初の、すべての病院がBFHであるという州になりたいという目標を持っている。タスマニアの病院は全部で10箇所なので達成しやすい?
オーストラリアには33のBFHがある。日本には25のBFHがあり、お母さんにとってはよいことですね。
(オーストラリア中に流したCMのビデオを映写)トイレの便器に腰掛けて弁当を食べているサラリーマン。「あなたはトイレで食事したいと思いますか?どうして赤ちゃんはトイレで母乳を飲まなければならないの?」というメッセージ。

 

母乳育児支援ネットワーク(BSNJAPAN)について

母乳育児支援ネットワーク(BSNJapan)はWABA(母乳育児支援行動連盟)を日本で紹介し、日本での母乳育児を支援する活動を行うことを目的として2000年に設立された非営利団体です。 WABAの支援団体として登録されており、母乳育児支援に関心のある方の参加と協力をお待ちしております。

BSNの理事会は医師や助産師などの保健医療専門家のみならず、社会福祉やメディア社会学、法律の専門家、および母乳育児支援団体の母親リーダーなどを含むメンバーで構成されており、母乳育児がしやすい社会をめざして活動を続けています。

BSNJapanはWABA(世界母乳育児行動連盟)の承認団体であり、乳児用食品国際行動ネットワーク(IBFAN)のメンバーグループでもあります。


最初は母乳だけ、その後も他の食べ物を補いながら母乳を与え続ける。金色のリボンは、 その「ゴールド スタンダード」、つまり理想のありようの象徴です。

WABA(世界母乳育児行動連盟)とユニセフが共同で提唱している「金色のリボン運動」に参加しています。

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