WHOやユニセフの母乳育児支援 / WABA(世界母乳育児行動連盟)/ IBFAN/ リソース
母乳育児支援ネットワークとは
母乳育児には多くのすぐれた点があることから、ほとんどのお母さんは赤ちゃんを母乳で育てたいと思っています。 しかし必要な支援や情報をお母さんが得られなければ、母乳育児を続けることは困難かもしれません。 例えば、出産施設で母乳育児に必要な支援がないと、母乳育児をスムースに始めることが難しくなります。 そして、現代社会では乳児用ミルクが母乳とほとんど変わらないかのような印象を与える乳業会社の宣伝や広告があふれています。
WHOやユニセフでは、出産施設や保健医療従事者が母乳育児をより適切に支援できるように、そして乳業会社からの不適切なプロモーションが母乳育児の妨げとならないように1980年代から働きかけています。 このような流れを受けて、WHOやユニセフと連携して活動する国際的なNGOも多く生まれています。 母乳育児支援ネットワークは、その中でも中心的な存在であるWABAとIBFANの日本国内の活動グループとしてがんばっています。
わたしたちはめざします ~母乳育児支援ネットワークの目標~
●母乳で育てたい女性が「母乳で子どもを育てられる」という自分の力を誇りに思えるような社会になること
●母乳育児をしていく上で必要な情報や支援が、いつでも、どこでも、どんな状況でも得られるような社会になること
●「女性が自分のからだについて決定する権利」のひとつとして、母乳で育てることが尊重されるような社会になること
●母親と赤ちゃんの家族だけでなく、社会全体が母乳育児を理解し、尊重するような社会になること
●乳業会社、乳幼児用食品、哺乳びんのメーカーが、母乳だけでは不十分であるといわんばかりの販売促進活動をしない社会になること
●日本がアジアの母乳育児の保護・推進・支援のために貢献できるような国になること
こんな活動をしています
●インターネットサイトでの情報提供
●世界母乳育児週間の毎年のテーマにあわせたパンフレットの発行
●母乳育児支援に関するセミナー等の開催
●WABAやIBFANの冊子等の翻訳・発行
●母乳育児の支援を目的として活動する国際NGOや国内のグループとの連携
東京都国際交流委員会のサイト内(財)東京国際交流財団(当時)の機関紙「れすぱすTOKYO」で記事を紹介されていました。現在は閲覧できません。
ネットワークの活動倫理
母乳育児支援ネットワークは、母乳代用品やそれらに関連する製品を作ったり売ったりする企業からの寄付や協力は一切受けません。
母乳代用品やそれらに関連する製品には、乳児用人工乳(粉ミルク)、フォローアップミルク、哺乳びん、人工乳首、搾乳器などを含みます。