―リュー・マン・ティプ氏(WABA-世界母乳育児行動連盟)
GLOPARについてお話します。
母乳育児推進はいろんな問題を抱えているが、モニタリングが非常に重要。
まずどんな問題があるか、つまり今どのくらい母乳育児の普及率があるか、認知されているかを知ることが必要で、これを調べてみなければならない。
GLOPARとは、世界規模での参加型アクションリサーチ、その名前のとおり。ネットワークを持って世界規模で情報をシェアしあう組織。
いろんな国の状況を数字でもって示すことが重要。これは1993年に考え出され、いろんな質問状をそろえ世界のグループを集めてリサーチを行うことにした。
これは小さなコミュニティーでも力を発揮することができる。
日本の「母乳育児のインフォメーション」をつくろうとしたが、今ひとつ%が出せなかった。
日本では約4800の病院のうち、25だけがBFH(赤ちゃんにやさしい病院)の認定をうけている。
「母乳育児のインフォメーション」のような資料は母乳育児を増やしていくためにも必要。ぜひ、作ってほしい。日本の情報を集めてまゆみさん(母乳育児支援ネットワーク代表・高橋万由美)に渡してもらえれば運動が広められるのではないか。WABAも協力していく。
母親を守るキャンペーン
出産後の母親に4ヵ月間の給与を支払うこと、働いている女性に母乳育児を勧める運動をやっている。
文責:本セミナー情報発信チーム