投稿者: bsn-admin

母乳とダイオキシン

数年前、母乳の中のダイオキシンが赤ちゃんに悪影響を与えるから母乳を与えるのは良くない、という「母乳バッシング」が突然まきおこりました。

確かに母乳の中にダイオキシンが含まれているのは確かですが、そのために「母乳を赤ちゃんに与えるのが悪い」とまでいえるのかどうかは、いまだ憶測の域を出ていません。

一時、毎日のようにマスコミをにぎわしたこの「母乳とダイオキシン」という話題も、今ではとりあげられることがほとんどなくなりました。
しかし、センセーショナルな関心がなくなったためにマスコミにはとりあげられないものの「母乳は危ない」という印象が広く深く浸透してしまったように思われてなりません。

このような社会的イメージを覆すのは、容易なことではありません。

嵐のような「母乳バッシング」がなくなったとはいえ、真実は何なのか、偏見に基づく母乳排除がないのかどうか、引き続き考えていきたいと思います。

「母乳育児中もダイオキシンのことが心配」という方に向けて、日本ラクテーションコンサルタント協会(JALC)のサイトに詳しい情報が書かれています。ぜひご覧下さい。

母乳育児FAQよく寄せられる質問とその答え(JALC)
「母乳はアレルギーを予防する」 本郷寛子

「母乳で育った子の方がアレルギーになりやすい」という見方について、調査結果に基づき反証しています。

WABAとは

世界母乳育児行動連盟(World Alliance for Breastfeeding Action、ワバ) は、1991年に結成されました。logowaba
WABAは母乳育児は全ての子どもとお母さんの権利であると考え、この権利の保護・促進・支援のために活動する組織の世界的なネットワークです。
WABAはイノチェンティ宣言に沿って行動し、ユニセフと連携して活動しています。

 

母乳育児支援ネットワークとWABA

母乳育児支援ネットワークは2000年にWABAの承認グループとなりました。
毎年の世界母乳育児週間に関連した資料などを、WABAの承諾を得て日本語版として発表しています。
詳しくは世界母乳育児週間のページへ

シンポジウム講演録

2003アジアの母乳育児支援ネットワーク連続講座

母乳育児支援ネットワークでは、アジアに本拠を置き、母乳育児の保護・推進・支援のために活動する3つの国際的な団体からゲストスピーカーをお呼びし、今、母乳育児を支援するために何が必要なのかを考える連続講座を開催しました。

講座全体のプログラム

会場の様子とインタビュー

     アジアの母乳育児支援ネットワーク 連続講座のご案内

人類の長い歴史を振り返れば、人間の子どもはずっと母乳で育てられてきました。ところが、今や母乳で育てられる子どものほうが少なくなってしまっています。孤立し時間に追われる生活の中での育児を余儀なくされていたり、母乳が十分に出る前に簡単に育児用ミルクを安易に与えられたりするために、母乳で子どもを育てたいという自然な女性の願いがかなわなくなっているのです。子どもの権利条約では、赤ちゃんには母乳で育てられる権利があり、お母さんには母乳で育てるための支援を得る権利があるとうたわれています。この基本的な権利を守るために、何ができるでしょうか? 今回、母乳育児支援ネットワークでは、アジアに本拠を置き、母乳育児の保護・推進・支援のために活動する3つの国際的な団体からゲストスピーカーをお呼びし、今、母乳育児を支援するために何が必要なのかを考える連続講座を企画しました。

主催●母乳育児支援ネットワーク 助成●東京国際交流財団 後援●国際協力事業団(JICA)


日時●2003年1月17日(金)~19日(日)


場所●東京ウイメンズ・プラザ(東京都渋谷区)


海外ゲスト 名前をクリックするとプロフィールを表示します


Susan Siew(WABAディレクター)
Liew Mun Tip(WABAプログラムオフィサー)
Ros Escott(IBLCEアジア・パシフィック地区担当)
Annelies Allain(IBFANディレクター)
Yeong Joo Kean(IBFAN法律アドバイザー)


ご覧ください→なぜこの講座を開催するのか


【協力】World Alliance for Breastfeeding Action(WABA, 世界母乳育児行動連盟)、International Baby Food Action Network (IBFAN, 国際乳児用食品行動ネットワーク)、乳児用粉ミルク問題を考える会、日本ラクテーション・コンサルタント協会、ラ・レーチェ・リーグ日本、特定非営利活動法人市民コンピュータコミュニケーション研究会(JCAFE)

 

国際規準違反報告フォーム

母乳代用品のマーケティングに関する国際規準」の違反を日本語で報告できます。乳児用食品国際行動ネットワーク(IBFAN)のメンバーグループである母乳育児支援ネットワークの有志が英語に訳してIBFANに届けます。

アイコンまたはこちらをクリックすると「国際規準」違反を報告できるフォームが開きます。ご協力をお願いいたします。

 

最初は母乳だけ、その後も他の食べ物を補いながら母乳を与え続ける。金色のリボンは、 その「ゴールド スタンダード」、つまり理想のありようの象徴です。

WABA(世界母乳育児行動連盟)とユニセフが共同で提唱している「金色のリボン運動」に参加しています。

Facebook 母と子の育児支援ネットワーク(災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会)

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