カテゴリー: シンポジウム講演録

講座会場の様子とインタビュー -1-

講座会場の様子とインタビュー -2-

▼1/17 Day1▼

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▼1/18 Day2▼

森永裕美さん ~モニタリング講座に参加しての感想~

日本はまだまだ企業、経済優先になっている。
日本企業の発展、利益優先の影で、他の国々の赤ちゃんが母乳をもらえていないということに憤りを感じるし、またその逆で、他の国ではコードを守っているのに自分たちの国では守っていないというのにも愕然とする。
日本のお母さんたちも、すぐに手に入りやすい状況があるので、安易に人工乳、母乳代用品を使用していると思われる。日本は企業側にもっと厳しくすべきと思う。目先のことではなく、長い目で考えて何が生まれてくる赤ちゃんのために良いことなのかを、みんなで(全ての領域の人々で)もっと考えるべきである。

母乳代用品の販売流通に関する国際規準について、いろいろお話をうかがったが、今まであまりなんとも思っていなかったことが、実は国際規準に違反していることだったのだと知って大変驚いた。
モニタリングはとても地道な作業で、一人一人の協力と理解が必要だが、少しでもモニタリングが反映され、赤ちゃんにとってより良い状況が作られるといいと思う。

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講座会場の様子とインタビュー -2-

▼1/19 Day3▼

●助産師 安達さん
──どちらでこのイベントを知りましたか?
メーリングリストで知りました。世田谷から来ました。今朝まで迷っていて,急遽,子ども二人連れでかけつけました。来ようと思った決め手はお世話になった助産師さんのお勧めです。0119_adachi

──運営の感想を。
子連れのスペースがありがたい。託児も午前中預けられて助かりました。スタッフさんありがとう。

──内容の感想を。
自分が常々考えていたことが表現されていて,良かった。母乳は国の資源という考えがもっと広まったら,国全体で考えられたらいいなぁ。
夫がミャンマー人なので,発展途上国のためにも,何かできるといいなと思います。個人としても,向こうの助産師と手をつないで,母乳育児のサポートをしたいです

 

●助産師 鈴木さん

──どちらでこのイベントを知りましたか?
JALC(日本ラクテーション・コンサルタント協会)で聞いて札幌から来ました。JALCのイベント参加と里帰りを兼ねて。

──何が印象的でしたか?
ジュー・カンさんのお話で,乳業会社が母乳育児をじゃましているなとは思っていたけど,反対まではしていなかったことを感じ,ショックでした。乳業会社の恩恵を自分も受けていたことに気づいてショックです。そのことが赤ちゃんにも害を及ぼしていたこともショックでした。

──母乳育児の体験があれば,それに照らし合わせてどんな感想を持ちましたか?0119_suzuki
より長くおっぱいをあげたほうがいいという意識が,日本にはなじめないと思っていましたが,WHOの方針を知らなかったので,もっと広く,専門家にもお母さんにも知らせて欲しいと思います。アンテナを張っていても,情報が入ってきていないのを痛感しました。国際的なグループが多方面の活動をしているのも初めて知りました。

──運営について何かお気づきのことがあればお聞かせください。
子連れOKとあって,助かりました。子どももウェルカムで,いていいんだよというスペースがあってうれしかったです。通路も広くて,横に子どもを寝かせながら聞けました

 

●日本医科大学付属病院産科所属の助産師

母親と赤ちゃんを守るために、世界各国でさまざまな団体が広い視野で活動していることを知ることができました。そして国や文化は違っていても、母親と赤ちゃんは大切な存在であるという考えは同じであり、また、母乳代用品の問題も世界共通のものがあると知りました。
まずは自分自身の身近なところから現状を見直し、母乳育児についての正しい知識、技術を得て、母乳育児支援を行っていこうと思います。
IBFANの話は衝撃的で、今日話を聞くことができ、本当に今後正しいことを母親に伝えていかなければいけないと思いました。

●都内公務員の女性

──本日の講座をどこで知りましたか?
赤十字語学奉仕団からです。

──特に印象的だったのは?

人工乳で育てられた子どもが基準以下、という発言はどうかと思いました。病気や体質で人工乳がどうしても必要な人もいるはずなので。
(注:最終日のディスカッションの中で、IBFANのアネリスさんが、「母乳が基準であって、人工乳が基準ではない。(人工乳の害をはっきりさせるためにも)母乳で育てると病気にかかりにくい、ではなく、人工乳で育てられた赤ちゃんは病気にかかりやすい、と言うべきだ」という趣旨の発言をしたことを受けています。)

★「乳児用粉ミルク問題を考える会」城所さんへの感想
・高校生への教育はとても大切だと思った。(助産師)
・この会に賛同し今後利用していきたい。(助産師)
★JALCへの感想
助産師のみならず、専門知識を持った人々が母乳育児の正確な知識を広めていってほしい。(産科医男性)

★午前全体への感想

・日本の大半が、乳業会社がしている悪いことを認識していない。(大学教員)

・日本の看護者たちは、母乳育児を援助するための勉強は熱心だが、粉ミルクに対する認識が低い。 日本の団体も共に協力して、政治にもの言うべきと考える。(助産師)

・ラ・レーチェ・リーグについて少しは、知っていましたが具体的な様子がわかりました。地域的に母乳育児支援がさかんではないので専門家としてもっと紹介していきたいと思いました。
「粉ミルク」と視点からみた母乳育児に関しては、今まで考えたことがなかったですが、母乳育児の代用品ではないことを改めて強く感じました。
母乳哺育の大切さを中学生くらいの時から長い時間をかけて話していき、情報の正しい選択権が得られるようにということで本当にそうだと思いました。
現代の日本社会は余儀なく選ばされていることが多いと思います。母乳育児支援ネットワークを通して一人でも多くのお母さんが赤ちゃんを母乳で育てられるよう願っています。 (助産師)
・母乳育児を希望する人は多いが、ネットワークがわからず遠方から相談を受けていた。0119_kaijo
今回の参加により、母子がスムーズに不安なく育児ができるよう、支援グループを勧めたい。各部門の詳細がわかり、家族にも説明できるだろう。
今回、母乳育児支援の団体が多く存在することを知った。これからは、それぞれの団体の活動・内容を詳しく知り、知識を深めたい。母乳育児支援は自分の周囲のことだけではなく、世界的に取り組むことが必要なのだということがわかった。 病院施設で勤務し、母乳育児支援に携わっているが、生後1ヵ月を過ぎたお母さん、赤ちゃんのフォローはまったくできていない。やはり母乳育児を続けていくためには、長いサポートが必要となるため、今回多くの支援団体の存在と活動内容を知り、非常に参考になった。
また、母乳育児支援しながらも、国際コードに違反していることも多く認識でき、グローバルな視野で母乳育児を考えていくよいきっかけになりました。(助産師)

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Day1開会の辞

■2003「アジアの母乳育児支援ネットワーク連続講座
~女性のエンパワメントに向けて」 開会の辞

―高橋万由美氏(母乳育児支援ネットワーク代表)

本日は専門化向けに最新の母乳育児支援の情報を提供する催しです。

ゲスト紹介
・WABA(世界母乳育児行動連盟)
スーザン・シュー(Susan Siew)氏
・IBFAN(乳児用食品国際行動ネットワーク)
アネリス・アレイン(Anelies Allain)氏
ヨン・ジュー・カン(Yeong Joo Kean)氏
・IBLCE(ラクテーションコンサルタント資格試験国際評議会)
ロズ・エスコット(Ros Escott)氏

Day1 母乳育児支援の国際運動

■母乳育児支援の国際運動
~母乳育児支援のためのGIMS(Global Initiative for Mother Support)
―スーザン・シュー氏(WABA-世界母乳育児行動連盟)

スーザン・シュー氏はWABAの目的、役割、企画内容、プロジェクトについて報告されました。
WABAとは・・・母乳育児支援は草の根レベルから国際レベルへ発展してきた
1970~1980年代 IBFAN、LLLI,ILCAによって 母乳育児を発展させるための努力がなされてきた
1970 母乳育児を広める団体の活動が活発化してきたため、これをまとめていく必要がでてきた

WABAは色々なネットワークのためのネットワークで活動エリアを深めている
WABAプログラム
・世界母乳育児週間
・働く女性と母乳育児
・世界規模の参加型行動リサーチ
・すばらしい世界を作るための10のリンク
・GIMS(世界規模の母児への支援)(Global initiative for mother support)
・マスコミ媒体とコミュニケーション
・社会改革の支援、擁護と国際的な代表としての発言
・ネットワーキング
※ニュースレターなどを通じてネットワークを広げる
道具、メディア、子ども用のデジタルソフトの開発
advocacy(攻略媒体への働きかけ)と書いてプレゼンテーションする

WABA プロジェクト
・HIVと乳児栄養
・母乳育児と環境問題
・母乳育児と人権
・母乳育児とジェンダー
・世界規模の父親への支援・母乳育児を応援する医師

お母さんが本当に必要な支援はなにか?
赤ちゃんをおいて劇場へ行けるというようなこと?
それとも・・・?

母親支援とは
GIMS:お母さんと赤ちゃん双方のために母乳育児が実際にやりやすくなるようにお母さんに差し延べられる支援のすべてを含む

GIMSの目的:子どもを母乳で育て始めたお母さんが母乳育児を続けられるために、理解と支援が得られるような適切な環境を作り出すことを目的としている

1 妊娠中 自分だけで母乳育児をすると決心することは難しいので、決心をサポートする人が必要
助産師:「母乳育児には忍耐と決心が必要」ということを伝える必要がある
産院:母乳育児にやさしい環境・ポスター掲示や冊子配布など母乳育児の情報を伝える
お父さん:お母さんと一緒に勉強し、サポートする
企業:母乳育児を支援しているような資料を示す
宗教:母乳育児を勧める
地域の母乳育児支援のリーダー:サポートグループの司会、など

2 出産直後のサポート: 看護師・医師・産科施設・お父さん・政府
「安全で人間的なお産」を実現する

お母さんへの支援は実際少ない→GIMSのサポートが必要
赤ちゃんだけではなく、お母さん自身のためにもなる
赤ちゃんを育てるだけで満足な人もいれば、仕事や地域活動・夫とのパートナーシップも同じように実現したいお母さんもいる
社会にこのことを理解してもらい、サポートしてもらうことが必要
「支援が受けられないなら赤ちゃんを生まない!!」と言おう

例)スイスでは子どもより老人の方が多い 日本も高齢化社会となりつつある
中国は「一人っ子政策」から「子どもを生んだ人に支援金を出す」ように変化

GIMSアジア太平洋国際会議(クアラルンプール)
・すでに存在している良い方策を支援
・新しい方策を作る
・色々な文化における経験を分かち合う
・地域でGIMSのネットワークを構築する
☆クアラルンプールでのちょっとしたハイライト 6つの中心テーマが生まれた

1.人権団体などすべての団体のネットワーク
2.女性・女の子に必要な栄養の改善
3.母乳育児の情報 ジェンダーや女性の仕事についての中心的な問題に関して専門家や一般の人々への啓発
4.医療制度、政府、企業、その他の雇用制度において、男性、男の子の協力を得る
5.母乳育児の妨げになるような行為を阻止するために保護を強化する
6.ケアを受ける権利:子どもを産む時期の女性、特に女性一般と子どもたちのための母乳育児のケア

お母さんを支援する枠組み→その国独自の活動が必要 「それはお母さんの権利である」と主張する事が大切

GIMSの確認書 コピー、サイン→GIMSの活動に参加できる

文責:本セミナー情報発信チーム

最初は母乳だけ、その後も他の食べ物を補いながら母乳を与え続ける。金色のリボンは、 その「ゴールド スタンダード」、つまり理想のありようの象徴です。

WABA(世界母乳育児行動連盟)とユニセフが共同で提唱している「金色のリボン運動」に参加しています。

Facebook 母と子の育児支援ネットワーク(災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会)

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