アーカイブ: 2013年5月

WABAとは

世界母乳育児行動連盟(World Alliance for Breastfeeding Action、ワバ) は、1991年に結成されました。logowaba
WABAは母乳育児は全ての子どもとお母さんの権利であると考え、この権利の保護・促進・支援のために活動する組織の世界的なネットワークです。
WABAはイノチェンティ宣言に沿って行動し、ユニセフと連携して活動しています。

 

母乳育児支援ネットワークとWABA

母乳育児支援ネットワークは2000年にWABAの承認グループとなりました。
毎年の世界母乳育児週間に関連した資料などを、WABAの承諾を得て日本語版として発表しています。
詳しくは世界母乳育児週間のページへ

シンポジウム講演録

2003アジアの母乳育児支援ネットワーク連続講座

母乳育児支援ネットワークでは、アジアに本拠を置き、母乳育児の保護・推進・支援のために活動する3つの国際的な団体からゲストスピーカーをお呼びし、今、母乳育児を支援するために何が必要なのかを考える連続講座を開催しました。

講座全体のプログラム

会場の様子とインタビュー

     アジアの母乳育児支援ネットワーク 連続講座のご案内

人類の長い歴史を振り返れば、人間の子どもはずっと母乳で育てられてきました。ところが、今や母乳で育てられる子どものほうが少なくなってしまっています。孤立し時間に追われる生活の中での育児を余儀なくされていたり、母乳が十分に出る前に簡単に育児用ミルクを安易に与えられたりするために、母乳で子どもを育てたいという自然な女性の願いがかなわなくなっているのです。子どもの権利条約では、赤ちゃんには母乳で育てられる権利があり、お母さんには母乳で育てるための支援を得る権利があるとうたわれています。この基本的な権利を守るために、何ができるでしょうか? 今回、母乳育児支援ネットワークでは、アジアに本拠を置き、母乳育児の保護・推進・支援のために活動する3つの国際的な団体からゲストスピーカーをお呼びし、今、母乳育児を支援するために何が必要なのかを考える連続講座を企画しました。

主催●母乳育児支援ネットワーク 助成●東京国際交流財団 後援●国際協力事業団(JICA)


日時●2003年1月17日(金)~19日(日)


場所●東京ウイメンズ・プラザ(東京都渋谷区)


海外ゲスト 名前をクリックするとプロフィールを表示します


Susan Siew(WABAディレクター)
Liew Mun Tip(WABAプログラムオフィサー)
Ros Escott(IBLCEアジア・パシフィック地区担当)
Annelies Allain(IBFANディレクター)
Yeong Joo Kean(IBFAN法律アドバイザー)


ご覧ください→なぜこの講座を開催するのか


【協力】World Alliance for Breastfeeding Action(WABA, 世界母乳育児行動連盟)、International Baby Food Action Network (IBFAN, 国際乳児用食品行動ネットワーク)、乳児用粉ミルク問題を考える会、日本ラクテーション・コンサルタント協会、ラ・レーチェ・リーグ日本、特定非営利活動法人市民コンピュータコミュニケーション研究会(JCAFE)

 

PROGRAM/プログラムのご紹介

*リンク部分をクリックすると、講演録や資料をご覧いただけます。

 EnglishJapanese
17(金)Friday13:00Start reception受付開始
13:30Start Seminar I講座開始
13:30-14:25Global Conferences for Breastfeeding Support(Siew, WABA)「母乳育児支援の国際運動」(Siew, WABA)
14:25-15:20Making a Career of Protecting, Promoting and Supporting Breastfeeding (Escott, IBLCE)「母乳育児の保護・推進・支援のために」(Escott, IBLCE)
・講演資料
・講演録
15:20-16:15"Challenges to Breastfeeding: The Increase in Corporate Power"(Annelies Allain, IBFAN)「母乳育児への挑戦」(Annelies Allain, IBFAN)
16:15-16:30Break休憩
16:30-17:30Discussion質疑応答
17:30-19:30After Seminar Meeting with participants who would like to attend希望者とのミーティング
18(土)Saturday10:00Start reception受付開始
10:30-12:15History and Introduction to the Code (Annelies Allain and Joo Kean, IBFAN)国際規準の歴史(Annelies Allain, IBFAN)
入門国際規準(Joo Kean, IBFAN)
12:15-13:00Lunch昼食
13:00-14:30How to Monitor(IBFAN)モニタリングの実際(IBFAN)
14:30-15:00Glopar and the Code(Mun Tip, WABA)母乳育児に関する国際参加型アクションリサーチと国際規準(Mun Tip. WABA)
15:00-15:30The Code - Australian Perspective (Escott, IBLCE)国際規準:オーストラリアの場合(Escott, IBLCE)
15:30-15:45Break休憩
15:45-16:45Discussion質疑応答
19(日)Sunday9:30Start reception , Hall Opening受付開始、開場
10:00-10:10Welcome Speech最終日開会挨拶
10:15-10:30La Leche League Japan日本での母乳育児支援活動 LLL
10:30-10:45Breastfeeding Support Network of Japan日本での母乳育児支援活動 母乳育児支援ネットワーク
10:45-11:00Japan Infant Milk Formula Action Coalition日本での母乳育児支援活動 乳児用粉ミルク問題を考える会
11:00-11:15Japanese Association of Lactation Consultants日本での母乳育児支援活動 JALC
11:15-12:00What WABA is all about (BFHI, World Breastfeeding Week, GIMSand so on)WABAの成立と存在意義
WABA, GIMS-1, GIMS-2GIMS-3
12:10-13:00Lunch昼食
13:00-13:45How IBCLC helps mothers(Escott, IBLCE)ラクテーション・コンサルタントはいかに母親を支援するか(Escott, IBLCE)
・講演録
・資料
13:45-14:30Selling out Mothers (JooKean, IBFAN)「企業による母親への売り込み」(JooKean, IBFAN)
14:30-14:45Break休憩
14:45-16:15Panel Discussion - Towards Beastfeeding Support Network for Asiaパネルディスカッション「アジアの母乳育児支援~今後の展開」
16:15-16:30Closing Sessionまとめ,アピール
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当日資料
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INNOCENTI DECLARATIONイノチェンティ宣言

海外ゲスト

世界母乳育児行動連盟(WABA、ワバ)からの講師 
   INTRODUCTION OF WABA SPEAKERS

スーザン・シュー(Susan Siew)氏

スーザン・シュー氏はWABA(ワバ)事務局を運営し、メディア・コミュニケー ション・プログラムや外部研修活動をコーディネートしています。コミュニケーショ ンとデザインの教育を受けたこともあり、国際保健行動(Health Action International (HAI))、国際乳児用食品行動ネットワーク  〔International Baby Food Action Network (IBFAN)〕、 農薬行動ネットワーク  〔Pesticide Action Network (PAN)〕、そして 国際消費者連盟〔the International Organisation of Consumers Unions (IOCU)〕 などの多くの国際的なネットワーク活動にかかわってきました。

1996年(タイ)と2002年(タンザニア)のWABAグローバルフォーラムを組織したのも スーザン氏です。彼女は保健と環境の運動を結びつける重要な役割を担っており、 毎年の世界母乳育児週間を含む、社会へ働きかけるWABAのプログラムを管轄 しています。世界母乳育児週間は、今日では120以上の国で取り組まれています。 また、国際労働機関(ILO)の母性保護委員会やストックホルム 持続的有機汚染物資会議(POPs)のような国際的な会議では母乳育児を 積極的に擁護し、推進してきました。

マレーシアのペナン在住のスーザン氏は、持続的ペナン運動 (the Sustainable Penang Initiative)のコミュニティ指標の開発や、バリア フリーで協調的な環境を推進するマレーシア相互信頼ネットワークなどにも 参加しています。

Susan Siew

Susan Siew co-directs the WABA Secretariat and coordinates its media and communications programme and outreach activities. Trained in communications and design, Susan has been involved with numerous international networks such as Health Action International (HAI), International Baby Food Action Network (IBFAN), Pesticide Action Network (PAN) and the International Organisation of Consumers Unions (IOCU).

Susan has organised the WABA Global Forum in 1996 and 2002, held in Thailand and Tanzania respectively. She plays an active role in linking with the health and environmental movement and oversees WABA’s social mobilisation programme, including the annual World Breastfeeding Week which is now celebrated in over 120 countries. Susan has also been advocating for breastfeeding at international conferences and conventions such as the ILO Convention on Maternity Protection and the Stockholm Convention on Persistent Organic Pollutants (POPs).

Susan resides in Penang, Malaysia, and is also involved with social initiatives such as developing community indicators with the Sustainable Penang Initiative and the Malaysian Interfaith Network, promoting non-handicapping and harmonious environments.

リュー・マン・ティプ(Liew Mun Tip)氏

リュー・マン・ティプ氏はWABA事務局のプロジェクト担当です。 情報資料センターや世界規模参加型行動リサーチ〔the Global Participatory Action Research(GLOPAR) project〕をコーディネートしています。   世界母乳育児週間のコーディネートにかかわり、WABAの 季刊誌Wabalink(ワバ・リンク)の発行にもたずさわっています。 第2回WABAグローバルフォーラムの実行委員会の一員でもあり、 そのほかにもさまざまなワークショップ(学習会)を企画しています。 また、コミュニケーションとジャーナリズムのトレーニングを受けており、 地域のボランティア活動外活動にも積極的に参加しています。

Liew Mun Tip

Liew Mun Tip is a Project Officer at the WABA Secretariat. She coordinates the information and documentation centre and the Global Participatory Action Research (GLOPAR) project. She assists in the coordination of World Breastfeeding Week and the production of WABA publications and materials, including WABA’s quarterly newsletter Wabalink. She is also part of the organising team for the WABA Global Forum 2 in 2002 and other WABA workshops and meetings. Mun Tip was trained in communications and journalism. She is also active in local voluntary work and enjoys outdoor activities.

 ラクテーション・コンサルタント資格試験国際評議会(IBLCE)からの講師  INTRODUCTION OF IBLCE SPEAKERS

ロズ・エスコット(Ros Escott)氏

ロズ・エスコット氏は、大学では応用科学を専攻した国際認定 ラクテーション・コンサルタントで、オーストラリアのタスマニアから参加です。 ロズ氏は、地域、州、国、そして国際的なレベルと、さまざまな観点から 母乳育児にかかわってきました。ラクテーション・コンサルタントであると同時に、 オーストラリア母乳育児協会のカウンセラーでもあります。さらに、 赤ちゃんにやさしい病院の評価や研修を行う資格を持っています。   国際規準のモニタリングと実施にもかかわっており、WHOやユニセフの ための仕事も行っています。また、さまざまな国際会議で発表を行っています。

ロズ氏は、ラクテーションコンサルタント資格試験国際評議会 〔the International Board of Lactation ConsultantExaminers (IBLCE)〕 の副主任、およびアジア・太平洋・南アフリカ・アイルランド・イギリス 地域担当責任者として働いています。

Ros Escott

Ros Escott BAppSc IBCLC is from Tasmania, Australia. She is involved with breastfeeding from many different perspectives, at a local, state, national and international level. Ros is a lactation consultant, an Australian Breastfeeding Association counsellor and an accredited Baby Friendly assessor and trainer. She been involved with implementation and monitoring of the International Code, and has worked on projects for WHO and UNICEF. Ros has published papers and given presentations at conferences all over the world. She works for the International Board of Lactation Consultant Examiners (IBLCE) as the Assistant Executive Director and Regional Administrator, serving Asia Pacific, Southern Africa, Ireland and Great Britain.

 乳児用食品国際行動ネットワーク(IBFAN、イブファン)からの講師
INTRODUCTION OF IBFAN SPEAKERS

アネリス・アレイン(ANNELIES ALLAIN)氏

アネリス・アレイン氏は経済学者で言語学者ですが、その人生は保健の 領域に進むことが運命づけられていたといってもいいでしょう。彼女は1979年に 乳児用国際食品行動ネットワーク(IBFAN、イブファン)を設立した1人です。 IBFANは、母乳育児を推進し、乳児用食品や哺乳びん、人工乳首の無責任な 販売促進をやめさせることによって,子どもの健康と栄養を改善するために 活動をしています。過去24年にわたって、アネリス氏はIBFANのネットワークを 広げる仕事をしてきました。

彼女は「母乳代用品の販売流通に関する国際規準」の草稿を執筆した 1人です。 IBFANジュネーブ事務所やそのほかの事務所の設立にも尽力しました。 1991年には、マレーシアのペナンに国際規準資料センター(ICDC)を設立しました。 国際規準資料センターはIBFANによって,国際規準の施行と国際規準の遵守状況 の追跡に焦点を当てて活動をするために設立されたセンターです。IBFANは このような活動を通して、1998年にライト・ライブリフッド賞を受賞しています。

Annelies Allain

ANNELIES ALLAIN is an economist and a linguist but life decided she would get involved in health. She was one of the founders of IBFAN, the International Baby Food Network, in 1979 which works for better child health and nutrition through the promotion of breastfeeding and the elimination of irresponsible marketing of infant foods, bottles and teats. For the past 24 years, Annelies has been involved with building the IBFAN network.

She was closely involved with the drafting of the International Code of Marketing of Breastmilk Substitutes. She started the IBFAN Geneva office and helped to organise others. As of 1991, she set up the International Code Documentation Centre in Penang, Malaysia. The International Code Documentation Centre (ICDC) is established by IBFAN to focus on the implementation of the International Code and monitors Code compliance worldwide. IBFAN is the winner of the 1998 Right Livelihood Award.

ヨン・ジュー・カン(YEONG JOO KEAN)氏

ヨン・ジュー・カン氏はマレーシアの弁護士で、ロンドン大学で法律学修士を 取得しています。IBFANで働くようになるまでの11年間は、弁護士として 働いていました。IBFANやICDCで仕事をするようになって、その活躍の 場は裁判所から国際的な保健の領域へと広がったのです。アネリス氏とともに、 国際的、地域的、国家的規模で、役人や政治家や市民団体に対し、 国際規準の施行と遵守の追跡についての研修を行っています。

ジュー・カン氏はまた、ICDCが現在行っている追跡プロジェクトを コーディネートしており、政府が国際規準を国内法制化するための助言者と してユニセフのためにも活動しています。  アネリス氏もジュー・カン氏も、グローバリゼーションによって多国籍企業が、 今日、より強大に影響を与えるようになってきていることを非常に懸念していま す。一般市民の生活の中で、多国籍企業が政府のような支配的な役割を担おうと しているように見えます。消費者の立場に立って、ビジネスのマイナスの 影響が最小限になるように規制していくための市民運動には、IBFANや ICDCの働きが非常に重要だと考えています。

今回の連続講座によって、日本の市民団体がIBFANの運動に参加し、 「母乳代用品の販売流通に関する国際規準」に違反しているような 日本の企業が自らの行動に対して責任を持つようになるきっかけと なることを期待しています。

Yeong Joo Kean

YEONG JOO KEAN is a Malaysian lawyer with a postgraduate degree from the University of London. She was in private practice for 11 years before joining IBFAN/ICDC in 1999. Joo Kean’s work at IBFAN/ICDC has taken her out of the courtrooms into the international health arena where together with Annelies Allain, they train government officials, policy makers and civil society organisations in Code implementation and Code monitoring at the international, regional and national levels.

Joo Kean also coordinates ICDC’s ongoing international monitoring project and receives assignments from UNICEF to assist governments in drafting legislation which implements the Code.

母乳育児支援ネットワーク(BSNJapan)について

母乳育児支援ネットワーク(BSNJapan)はWABA(母乳育児支援行動連盟)を日本で紹介し、日本での母乳育児を支援する活動を行うことを目的として2000年に設立された非営利団体です。 WABAの支援団体として登録されており、母乳育児支援に関心のある方の参加と協力をお待ちしております。

BSNの理事会は医師や助産師などの保健医療専門家のみならず、社会福祉やメディア社会学、法律の専門家、および母乳育児支援団体の母親リーダーなどを含むメンバーで構成されており、母乳育児がしやすい社会をめざして活動を続けています。

BSNJapanはWABA(世界母乳育児行動連盟)の承認団体であり、乳児用食品国際行動ネットワーク(IBFAN)のメンバーグループでもあります。

最初は母乳だけ、その後も他の食べ物を補いながら母乳を与え続ける。金色のリボンは、 その「ゴールド スタンダード」、つまり理想のありようの象徴です。

WABA(世界母乳育児行動連盟)とユニセフが共同で提唱している「金色のリボン運動」に参加しています。

Facebook 災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会

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